中級者向け「電脳せどり」とは?メリットとデメリット、仕入れから販売までの流れとやり方
店舗せどりは初心者の方におすすめの仕入れ方法ですが、なれてきたら電脳せどりにシフトチェンジして、効率よく仕入れることも可能です。
ではなぜ電脳せどりは効率よく仕入れることができるのでしょうか?
今回は、電脳せどりのメリットとデメリット、電脳せどりの仕入れから販売までの流れとやり方・コツについて詳しく解説していきます。
電脳せどりのメリット・デメリット
店舗せどりと電脳せどりを比べると、電脳せどりには「時間を効率的に活用できる」という大きなメリットがあります。
「時は金なり」という言葉があるように、うまく時間を活用することができれば、電脳せどりで高収入を期待することも可能です。
では、もっと具体的な電脳せどりのメリットとデメリットは何なのでしょうか?ここから詳しく解説していきます。
電脳せどりのメリット
- 時間を有効活用できる
- 人目を気にせずゆっくりリサーチできる
- 資産リストを作成してすぐに仕入れを行える
- 仕入れの幅が広がる
電脳せどりの大きなメリットは、時間を有効活用することができる点です。
電脳せどりはインターネット環境があれば、いつでもどこでも仕入れを行うことができるので、例えば深夜や早朝に仕入れを行うことも可能です。
また、全国各地のインターネットショップから仕入れを行うことができるので、店舗せどりのように直接足を運ぶ必要がありません。
そのため、仕入れ時間短縮、交通費削減、車両維持費の削減と、メリットが大きいです。
利益商品をまとめた資産リストを作れば、ワンクリックで商品ページにダイレクにアクセスが可能なので、非常に効率よく仕入れを行うことができます。
また、自宅でゆっくりと自分が納得するまで商品をリサーチできるのも大きなメリットです。
店舗せどりの場合、他の客や店員の目を気にしながらリサーチを行う必要がありますが、すべてインターネット上で完結するので、ゆっくりとリサーチすることができます。
電脳せどりは、全国各地のさまざまなインターネットショップから仕入れを行うことができるので、新規ジャンル開拓にも役立つというメリットがあります。
電脳せどりのデメリット
- 送料がかかる
- 中古品のコンデリションを直接確認できない
- 1店舗に対して1仕入れしかできない
素晴らしいメリットがある電脳せどりですが、一方で店舗せどりにはないデメリットがあります。
まず始めに、電脳せどりで避けられないのが、仕入れる商品に加算される送料です。
「送料無料」とされていても、実際には商品代金に送料が加算されていることが多いので、電脳せどりの仕入れ値は、商品代金+送料=仕入れ値ということになります。
仕入れ値が店舗せどりと比べると高くなりやすいので、安く販売することが難しいというデメリットがあります。
また、古物商許可証を取得して中古品を仕入れる場合は、直接手に取って商品を確認できません。
そのため、中古品を仕入れたが売れない、あるいは仕入れ値よりも安く売る必要があるなど、マイナスになることもあります。
最後に、需要が高い人気商品は転売対策として「お一人様1商品のみの販売」としているインターネットショップが多いので、1店舗につき1商品しか仕入れられないという場合もあります。
電脳せどりの仕入れの流れとやり方
電脳せどりと店舗せどりの仕入れの流れは、ほとんど同じです。
しかし、電脳せどりはインターネット上の膨大な商品数から、「売れる商品」を見つけ出して仕入れる必要があります。
そこでここからは、電脳せどりの仕入れの流れとやり方、成功するコツについて詳しく解説していきます。
1.リサーチツールを使って利益商品を探す
さまざまな商品を全国のインターネットショップから仕入れる電脳せどりは、あなたが仕入れたい商品ジャンルを絞った上で、利益につながる商品を仕入れることがポイントになります。
- 仕入れる商品のジャンルを絞る
- 絞った商品ジャンルから、利益につながる商品をリサーチする
- リサーチするときは、回転率と利益率に注目する
売れる商品とは、回転率と利益率が高い商品のことです。
ここで言う回転率とは、「商品を仕入れる→商品が売れる→同じ商品を仕入れる」というサイクルがどの程度おこなわれるのかを計算する指数のことです。
利益率とは、商品が売れたときに得ることができる利益の割合のことです。
利益率が高く、回転率が良い商品は、多く販売することができるので、多くの利益を得ることができるということになります。
利益率と回転率の高い商品は、「ニュータイプデルタトレーサー」や「Keepa」などの専門ツールを活用することで見つけることができます。
2.安く商品を仕入れる
電脳せどりはインターネットショップやネットオークションを活用して仕入れを行いますが、特にインターネットショップを活用する場合は、セール時期を把握しておくことが重要です。
決算セールやハロウィーンセール、クリスマスセール、お正月セールなど、安く仕入れることができるセール時期を把握しておきましょう。
仕入れを行う際は、商品を保管するスペースと資金に見合った量の商品を仕入れることが、仕入れを失敗しないコツです。
商品の保管には、商品そのものや、商品の外箱を傷ませないために湿度・温度管理が欠かせない他に、限られたスペース以上の商品を仕入れると、レンタルスペースを借りる必要があるなど手間と経費がかかってしまいます。
またクレジットカード決済で仕入れを行うことで、予算の上限を大幅に広げることができますが、得られる利益以上の商品を仕入れてしまうと、在庫過多になってしまい、ビジネス自体が成り立たなくなってしまいます。
そのため、安く仕入れを行うことが電脳せどりを成功させるポイントですが、商品を保管するスペースと資金を超えないように気をつけながら、仕入れを行うようにしましょう。
3.販売する
リサーチツールで回転率と利益率が高い商品をピックアップして、安く仕入れることができれば、いよいよ出品していきます。
電脳せどりで仕入れた商品を出品するには、フリマアプリやインターネットオークション、Amazonなどさまざまですが、最もおすすめの出品方法はAmazonです。
Amazonであれば、FBAというAmazonがあなたのかわりに梱包や発送作業を行ってくれるサービスを利用できる他に、FBAを利用することで「Primeマーク」がつくので、出品者の信頼度が高まります。
また、世界中の人々をターゲットにせどりを行えるので、FBAで「Primeマーク」がつけば、安心して多くのユーザーがあなたの商品を購入してくれることから、Amazonで販売する方法はとてもおすすめです。
まとめ
インターネット上で仕入れを行う電脳せどりのメリットは、「時間を有効活用することができる」「自分が納得するまでゆっくりリサーチできる」「資産リストを作成してすぐに仕入れを行える」「仕入れの幅が広がる」というメリットがあります。
しかし一方で、電脳せどりには「送料がかかる」「中古品のコンデリションを直接確認できない」「1店舗に対して1商品の仕入れしか行えない場合がある」というデメリットがあります。
電脳せどりのメリットとデメリットを考えて、電脳せどりで仕入れを行う場合は、以下の3つの手順とやり方でせどりを行いましょう。
- リサーチツールを活用して、回転率と利益率が高い商品をピックアップする
- ピックアップし商品を、安く仕入れる
- 安く仕入れた商品をAmazonなどで売る
電脳せどりには、店舗せどりにはない「効率的に時間を有効活用できる」というメリットがあるので、売れる商品を見つけ出して、Amazonなど売れやすい媒体で売るようにしましょう。